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イタリアの新鋭シンフォ・バンドによる12年作。美声女性ヴォーカルをフィーチャーしたフォーク・タッチのシンフォニック・ロックを展開。特徴的なのが何と言ってもその物悲しくもひたすら美しいメロディで、女性ヴォーカルの高い表現力によって神秘的な作品世界が眼前に広がります。さらに演奏面でも繊細に爪弾かれるアコギ、クラシカルな素養が滲むピアノ、演奏をゆったりと支える気品高いストリングスなど、クラシカルなシンフォニック・ロックとしては近年で最高レベルの完成度。RENAISSANCEなどの格調高い英国シンフォから気品漂うメロディアスさを抽出し、より繊細に情感豊かに蘇らせたかのような名作。まさに珠玉の一枚という表現がふさわしい作品です。
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レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
とても美しく繊細な音で魅了するイタリアのバンド。
男性Voが歌う曲もあり、後半にはロック調の展開をみせる曲もあるが、全体的に音数少なめの演奏で繊細な女性Voを際立たせている作品。
囁くように歌う女性Voの美声は、確かにアニー・ハズラムを思わせるところがあり、ルネッサンスを例えに出されることに異論はない。
イタリアには素敵なカンタウトリーチェがたくさんいるのに、女性Voをメインに据えたバンドはあまり思い浮かばない。
どちらかと言うと、女性美Voの宝庫であるウクライナのグループ(たとえば、FLEURとか)や、北欧のKIRKELIGレーベルあたりにありそうな感じがする。
これまで、イタリアにはあまり無かったタイプのバンドではないかと思う。
女性Voファンには、素直におススメしたい♪
レビュアー:Zedさん レビューをすべて見る
美メロと女性美声を前面にアコウスティックな音を紡ぐ。
(曲により男性リードボーカルあり)
派手なところはなく、静なる落ち着いた美しい作品。
イタリアの音楽は21世紀でも懐が深い。
栄光の1970年代初頭音楽を引き継ぎながら新しいサウンドを送り出してくる。
MATERYAが好例で、あのCELESTEのサウンドが明るく美しく昇華された感じがする。
他このアルバムは音質も良く、彼らのクリスタルな音楽に貢献している。
音楽ファンに捧げたいアルバム。
レビュアー:プログレ者さん レビューをすべて見る
カケレコさんの「ルネッサンス直系の気品を漂わせる逸品。」との解説を信じて購入。結果、大正解!女性ヴォーカルとピアノが心を洗う良作。ダークでヘヴィな音に疲れたらこういった音が本当に心に沁みわたります。・・・ただジャケにはミミズクのイラストや写真があるだけでこの美声の持ち主のお姿は見えません・・・。声はすれども姿は見えず・・・。知らぬが花?という事でしょうか。