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スウェーデンを代表するKey/管弦楽器奏者Bjorn J:son LindhやQUATERMASS〜HARD STUFFのJohn Gustavsonらによるプロジェクトで73年に唯一作を残したBALTIK。そのメンバーだったB.J.Lindh、John Gustafson、Jan Schaffer(g)らに、Gustafsonの盟友Peter Robinsonが合流して結成されたジャズ・ロック/フュージョン・グループ、74年唯一作。全楽器が圧倒的なテンションと音数でスリリングに疾走するド派手なジャズ・ロックは、かなり明白にMAHAVISHNU ORCHESTRAへの対抗心を感じさせるもの。ガンビア出身ドラマーMalando Gassamaがパーカションも多用し猛烈な手数で捲し立てると、Gustafsonも負けじとキレのあるベースで応じ、その上でSchafferの熱量高いテクニカル・ギターとRobinsonの目にもとまらぬエレピが火花を散らします。凄いのがそこに割って入るLindhのフルート。ギターの速弾きと難なくユニゾンするスーパープレイはさすがの一言です。Ian Andersonばりの唾吐きフルートも決まってます。数あるMAHAVISHNU ORCHESTRA直系ジャズ・ロックの中でも、このテンションMAXの畳みかけは屈指の凄まじさでしょう。英国とスウェーデンの凄腕たちが持ち前のテクニックを存分に披露したジャズ・ロック痛快作!
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レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
自分のイメージでは北欧となればECM系、クリアな清澄JazzRockとなる。
ところがJohn Gustafson, Peter RobinsonといったQuatermass面子が参加するとこうなってしまうのか?と、絶句の一枚。原盤は5桁越えだからCDで手軽に聴けるようになったのは嬉しい。
元株はスエーデンのBaltikで、こちらも英国人ミュージシャンとの混合バンドだった。Baltikのビッグバンド風情に比べればAblutionは精鋭部隊と言えるだろうが、この爆発力はすげー!と感嘆しきり。