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LITTLE FEAT

LITTLE FEAT

評価:41件のレビュー

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18902(WARNER BROS

490円 (税込539円)

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | | 不良 |

【査定担当者からのメモ】
若干カビあり

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カケレコ・レビュー

ローウェル・ジョージら初期マザーズのメンバーによって結成された、米ルーツ・ロック・バンド、記念すべき71年デビュー作

ZAPPAのバック・バンドのメンバーによって結成された、米ルーツ・ロックの祖、記念すべき71年デビュー作。制作中に左手に大怪我をしたLowell Georgeが、Ry Cooderとボトルネック・ギターでやり合う、エネルギッシュなHowlin' Wolf原曲の「44Blues〜How Many More Years」名演は聴きどころ。プロデューサーはLowell Georgeの友人であるRuss Titelman。後のニューオリンズ・サウンドへと繋がる、多様な引き出しを秘めた、彼らの処女作品です。

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レビュー一覧

評価:4偉大なるリトル・フィートの出発点(4 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

わたしは以前リトル・フィートの良さがわからず、「ディキシー・チキン」を10年も保有していたまま、ロクに聴きもしなかった過去があります。理由を今から考えると、彼らの音をルーツ音楽そのもののように勘違いしていたことと、彼ら特有のファンクネスが理解できなかったからです。フィートを何枚か聞き込むと、ルーツ音楽をネタにした実験音楽なのだとわかってきますし、リッチー・ヘイワードとサム・クレイトンの作り出す(ニュー・オーリンズ直系の)リズムを魔法のように思えてきます。

このファースト・アルバムはローウェル・ジョージ在籍時のフィートでは最も人気のないもの。カントリーをやりたいのか、ブルーズをやりたいのかよく判りません。泥臭い音楽をやりたいなら、マザーズを出ていけ、と言われたであろう、ローウェル・ジョージ、ビル・ペイン、ポール・バレールの試行錯誤そのものであります。特有の粘着力あるリズムは、まだ出てきませんし、若いねぇと言うしかない作品です。しかし、これもフィートの各作品を聴きとおしてから戻ってみると、未成熟ながら彼らの見通していた音の未来性が見えてくるような気がするのです。

「ウィリン」は、ザッパから最後通牒を突き付けられた原因の曲。ところが、ジョージが手を怪我してしまったため、ライ・クーダーにギターを頼んでいます。それを、次作「セイリン・シューズ」で録音し直すこだわり。ジョージの頑なさはジミ・ヘンドリックスに似ています。(演奏スタイルは全然違いますよ。)

フィートは、結局ヒット曲なしに現在まで来ています。でもこれほど世界中のミュージシャンの尊敬を集めているグループはないでしょう。彼らの出発点として落とせない一枚であります。

ナイスレビューですね!

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