はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
在庫あり : 土曜・日曜は発送休み。翌営業日発送いたします。
PP139(PAISLEY PRESS) 【18年発売CD】
デジタル・リマスター。
アイルランド出身、ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人からなるプログレ/ジャズ・ロック・グループ、76年の唯一作。安定感あるリズムと流れるようなタッチのギター&エレピが紡ぐ端正なジャズ・ロックがベースとなっていますが、その音楽性は実に多彩。77年に唯一作を残した美声女性SSW、Rosemarie Taylorをフィーチャーしたカンタベリー・ロックに通じる柔らかくロマンチックな3曲目、GGのケリー・ミネアの作風を思わせる浮遊感あるプログレ・ナンバー、バグパイプ風のキーボードのプレイがカッコいいアイリッシュ風味香るテクニカル・ジャズ・ロックなど、バラエティに富みつつもどの曲も緻密に組み上げられた手工芸品のような完成度を誇っており実に素晴らしいです。ラストは初期GGのアルバムに入っていてもおかしくないほどの凝りに凝った展開とコーラスに彩られたナンバーでハイライトの一つ。底知れぬ技巧と捻りあるユニークな音楽センスを備えたグループによる名盤です。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
アイルランドでは名ドラマーとして名高いロジャー・ドイルなる人物が鍵を握っている…といっても、実は初めて聴きました(赤面)。
古楽器を導入してるのか?と思ったら、なんと鍵盤だったというところも驚き。女性シンガーはダグマー・クラウゼっぽい浮遊感でふわふわしてるし、当然リズムセクションもアイリッシュ風で土着色チラリの手際よさ。ジャズロックというよりもサムラみたいな色合いがあって聴きやすい。北欧トラッド・ジャズを薄味にして軽やかにした感じ。こういうのは珍しいなぁ。
いつの間にかに3回連続聴いてしまったのも納得です。