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フルート、サックス、リコーダー、ヴァイオリン(ヴィオラ)、チェロなどをフィーチャーしたスイスはクール出身のグループによる74年リリースの唯一作。これは絶品です!ゆったりと刻まれるリズムに乗って、クラシカルで柔らかなタッチのエレピとオルガン、切ない泣きのフレーズを主とするギター、ひたすら気品高く優美に鳴らされるフルートやリコーダー、奥ゆかしくも伸びやかなフレーズを紡ぐヴァイオリンやチェロ、それらが美しく交わり合いながらデリケートに織り上げていくシンフォニック・ロックは、とにかく息を呑むほどに感動的。テクニカルではないのですが、どの楽器のプレイにも「歌心」が溢れんばかりで、アルプスの雄大な山々を臨むスイスの自然情景をそのまま音に置き換えたような映像喚起力に満ちた演奏を聴かせてくれます。英語とドイツ語で歌う厳かでロマンチックな表情の低音男性ヴォーカルも見事にサウンドとマッチ。CAMELやケベックのシンフォ・バンドOPUS 5あたりがお好きならきっと間違いない、まさしくユーロ・シンフォの隠れ傑作です!
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