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CAST
今作で実に20作目になるメキシコの重鎮CAST。ここ数作の内容の充実ぶりからニュー・アルバムへの期待は高まる一方でしたが、実際に耳にしたら期待以上の出来に本当に驚きました。何故なら普通、バンドを長く続けていると初期の頃に有ったアイディアやモチベーションなどが作品ごとに徐々に落ちていき、作品のレベルも徐々に落ちていくのが普通ですが、このバンドは作品のテンションが全く落ちていない。そしてサウンドもヴィンテージ楽器を使ったマニア向けのレトロな作風ではなく、しっかり今の時代に向き合ったモダンかつ聴きごたえのあるものになっています。特にドラムスはマイク・ポートノイを彷彿させるバスドラ踏みまくりも聴かせてくれて爽快。カケレコさんはラッシュを引き合いに出されていましたが、私にはむしろドリーム・シアターwithサグラダ!と感じました。