カケレコ・レビュー

スウェーデン出身SSWの77年作、マッスル・ショールズ録音とスウェーデン録音を収録、異色の北欧発アーシー・ロック・アルバム

スウェーデン出身、北欧ロックの重要人物として知られるシンガー・ソングライターによる、77年作7th。マッスル・ショールズでスタジオ・ミュージシャンを迎えた米国録音と、PEKKA POHJOLA GROUPをバックにしたスウェーデン録音で構成されたアルバム。米国録音は大らかなスライド・ギター、跳ねるピアノ、軽快なハーモニカ、ソウルフルな女性コーラスなどによるゴキゲンなスワンプ・ロック。スウェーデン録音は透き通ったピアノ、ドタバタしたドラム、乾いたパーカッションによる透明感あるジャジーなアンサンブル。時折鳴るホイッスルが素朴さを演出しています。スワンプ・ファンにはもちろん、ANDWELLAなど米国憧憬のブリティッシュ・ロック・ファンへもオススメ。異色の北欧発アーシー・ロック・アルバム。

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