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スウェーデンの5人組。73年唯一作。サムラのLars Holmerが作曲したメロディアスで疾走感ある冒頭曲で幕開け。瑞々しいアルペジオで民族的な旋律を奏でるアコースティック・ギター、たゆたうようなフルートが印象的な2曲目をはさみ、3曲目以降は「これぞ北欧!」というファンタジックでスリリングな、まるでサーカスのように愉快奇天烈な楽曲のオンパレード!ギター、サックス、フルート、ピアノが緊張感溢れるフレーズを応酬してきます!特に4曲目の13分を越える大曲「Knight」は、安定感抜群のアンサンブルと目まぐるしく展開する圧巻の構成による、これぞ北欧ロック!という名演。サムラやSilenceレーベル周辺が好きな方は間違いなく気に入る一枚です。メインではないものの、テリエ・リピダルを彷彿とさせる深遠で透明感溢れる響きのギターも聴き所です。傑作。
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レビュアー:クリタカさん レビューをすべて見る
店頭でこのジャケ見つけても誰も買いませんよね?数多く存在する低俗ジャケの中でも、「何じゃこりゃ」っという感じで最低のクオリティーを追求してます。とっ、ところが...聴いてビックリ!ハイテンションな演奏内容に悶絶しちゃいました。長尺曲が二曲あるので全部で5曲!基本的にハードロックではあるのですがキャッチーで非常に聴きやすく,アコギやフルート等も交えながら徐々に盛り上がっていく曲もあります。しかしハイライトは13分越の“The Knight”でしょう。一歩間違えると無機質なフュージョン系、あるいはダラダラとしたプログレのインプロ系に陥りやすい長尺曲も、鍵盤類の効果的な挿入やサウンドメイキングにおいても、曲内で色々なアイディアで工夫されており、飽きる事なく一気に最後まで楽しませてくれます。40年もの昔、北欧にこんなステキな連中がいたとは...ハードロック好きならダマされたと思って一度お試しあれ。