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CDP7947322(EMI) 【90年発売CD】
ボーナス・トラック3曲。
1100円
880円 (税込968円)
242円お得!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
名作「MODERN MUSIC」に伴うツアーで録音された77年作のライヴ。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
このライブを聴くと、ビル・ネルソンという人が歌唱ではなくギターで意思伝達する人であることが否応なくわかってきます。スタイルで言えばBBキングに近い。ワンフレーズ歌ったかと思えば、すぐつるつるしたギターに移ってしまいます。ビ・バップ・デラックスというバンドに付きまとう、部屋の中に閉じこもった感じは、ここから来ているのかと気づきます。終盤にインスト・フュージョン曲である「シャイン」を演奏しています。全く言葉がいらないバンドだったわけです。
時期は「モダーン・ミュージック」リリース後で、大規模なツアーも敢行されたはずなのに、曲は「サンバースト・フィニッシュ」中心です。「モダーン・ミュージック」は、ネルソンとしたらギター演奏を封印した作風でしたので、この選曲になったのでしょう。最後に演奏されるのが「シスター・シーガル」と「メイド・イン・ヘブン」です。「エア・エイジ」から始まって、未来は天国へとつながっていくのだというメッセージになっています。
80年代に入るとビル・ネルソンは、すっかり内省的な職人アーティストになってしまいます。バンド形態で、下世話なストレスと闘いながら売れ線を狙い続けていたビ・バップ・デラックスは、とても貴重だと思うのです。わたしはベースのチャールズ・ツマハイ氏も好きでした。2021.09.17