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1390円 (税込1529円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
スレあり
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
もう、カバーアートを見ただけで、げんなりしてきませんか。ご丁寧にデイヴ・タイスはSMスーツに身を包んでムチを持ってステージに立っています。また、その姿が下品なこと。冒頭の曲は「俺はスカートめくり野郎だ、シャツたくし上げ野郎じゃねぇぜ」というもの。脳がバグってきます。ブルーズの疲労感とか哀愁とか無縁で、ひたすら歪んだギターとかんかん叩くドラムズと、汚い喚き声に付き合うことになります。史上最もダーティなハードロックと、わたしは思います。それにしてもこんだけ猥褻なテーマを曲に入れられるものでしょうか。ライブ会場でブラとパンティを脱いで提供しろ、と迫ったフランク・ザッパに近い連中です。
リズムは単調、全く起承転結ありません。タイスのダミ声が終わるとえんえん、歪んだギターを聞かせ続けられます。ベースも好き勝手に弾くところはブラック・サバスに似ています。彼ら、バーティゴ・レーベルからデビューしたよしみで、ブラック・サバスのサポートをした、という話もあるんです。ひたすら騒音に耐えるのみ。これはもう、修行に近いんじゃないでしょうか。ディープなヘビーロック・ユーザーにしかおすすめできない代物です。
ラスト「ユナイテッド・ネーションズ」の終わりでは彼らの意外な「紳士さ」が出てきますのでお楽しみに。2024.07.22