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ロシアの新鋭グループ、2011年のデビュー作。もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、マイルドなトーンの流麗なギターとクラシカルなピアノが美しい旋律で幕を開け、一転して、マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』を彷彿とさせるような緊張感あるピアノに切り替わったかと思うと、ドラムが走りだし、視界が一気に広がり、ギターとキーボードから次々とメロディが溢れ出る!この展開に心躍らないプログレ・ファンは居ないでしょう。さぁさぁ、ヴォーカルはどんな感じかな、と待っていると、透明感のある歌声と包み込むような歌唱が素晴らしい男性ヴォーカルが伸び伸びと美しいメロディを歌い上げる。バックではコロコロとリリカルなピアノがサポート。それにしても、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!往年のプログレ・ファンは必聴の大傑作です。
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レビュアー:F.Greenさん レビューをすべて見る
ロシアのバンドの2011年のデビュー盤だって?針を落とした・・・、もとい、CDのプレイボタンを押した瞬間出てくる音からは、信じられなかった。そこからは、ブログレ全盛期、70年代の音楽が流れてきたのだ。針を落とした・・・、といった感覚の音楽なのである。
例えるなら、イエス、ジェネシス、ピンク・フロイド、キャメル、・・・、美味しい美味しいブログレの世界が広がっている。
ここで、もう一度、CDの裏ジャケを確認。2011年やなぁ・・・。メイド・イン・ロシアやなぁ・・・。
こいつら、何を思って、そして何に感化されて、こんな音楽にたどり着いたんや!まさに驚異、そして奇跡である。
情報社会の今日、古今東西の音楽が、ネットを通じて簡単に入手できる。彼らもそんな中から、古典名作ブログレに出会い、刺激を受けたのかもしれない。そう考えると、ネット社会も悪くない?
このアルバムは、今後もブログレが、古典として楽しまれるだけの音楽ではなく、さらに進化し、世界中に広がっていけることを証明した。
一点、端正だが、特徴のない男性ボーカルは好き嫌いが分かれるところ。どこか、役所の公務員が歌っているみたい。この感覚、分かります?因みに私が好きなボーカルは、男は断然、ピーター・ガブリエルにピーター・ハミル。女性はアニー・ハズラムなんだけどな。
レビュアー:プログレ者さん レビューをすべて見る
アルバムの始まりと共に耳に飛び込んでくるリリカルなピアノの音。これはまるで愛すべきオランダの「カヤック」ではないか!!歌メロを大事にし欧州ポップス的フィーリングを感じさせる所もますます彼らの影響を感じずにはいられない。デビュー作としては見事な出来で将来とてつもない傑作をリリースするような予感を感じさせる良作であるがヴォーカリストの声質がやや平坦なのと、ギターにもう少し頑張ってもらいたいので★は4つに留めておいた。