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490円 (税込539円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
ケースに小さい汚れあり
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
土の香りのする音楽、ということで取り出すのはいつもリトル・フィートです。わたしのなんちゃって家庭菜園は、この夏最悪でした。前半は長雨に泣かされ、後半は日照りと高温に泣かされ。改めて農業を職業にされているかた、こまめに菜園を管理されているかたに尊敬です。彼らの魅力は、土の香りと実験がたえず混ざり合い、繰り返されるところにあります。この「ラスト・レコード」と言う人を食ったタイトルのレコードもテーマらしいテーマはありません。だいたい年に一回おふくろに手紙を書くように出てきたのが彼らのレコードです。レコードごとの特徴があまりない分、名作や入門を見出しにくいグループです。
まずカバーから。巨大なゼリーが向こうに見えます。わかりますか、この意味。デザート、とデザートをかけていますの。ハリウッドが原野にかえっているので「ラスト・レコード」というシャレです。音の特徴は、前作「フィート・ドント・フェイル・ミー・ナウ」で顕著になったフュージョンへの接近です。ミーターズやウェザー・リポートの、即興、曲のあいまいな構成、というあたりを、自分たちなりに再構成しようとしています。リスナーは、だからボーカル・パートではなく、演奏部分の掛け合い、アマルガムを聴くことを迫られます。ポイントとなる曲は「デイ・オア・ナイト」でしょう。
それにしても飽きません。これも畑仕事に似ているところです。2023.09.24