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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
わたしはCSNYを10代の頃より聴いていたものの、誰が誰の声なのかわからず、ましてや誰がどの楽器を弾いているかわからないユーザーでした。ニール・ヤングを除いて。ふとしたきっかけで、CSNYを構成している各人のソロを聴いてみようと思い立ち、スティルズで最初に聴いたのがこのアルバム。彼が当時何を意図して、なぜCSNYを結成したのか、なぜウッドストックに出演したのかなど、全てが腑に落ちました。同時にCSNYで最もシンパシーを感じる人になりました。
CSNYで全く出てこないスティルズの傾向が、このアルバムで聴けるルーツ音楽へのあこがれです。しかもアフリカ系の音楽に造詣が深く、ゴスペル、ブルーズやハイチ音楽を取り入れています。このアルバムが開放的でありながら、聴きごたえと深さを持っているのはそのせいです。
ギタリストとしてのスティルズも過小評価されています。「ブラック・クイーン」で聴けるカントリー・ブルーズは絶品。アクースティックを弾かせたらクラプトンより上手いのではないかという人もいるぐらいです。加えて演奏できる楽器が多い。彼のオルガンを、ヘンドリックス参加の「オールド・タイムズ・グッド・タイムズ」で聴けますが、まあすごいもんです。CSNYのリズム楽器以外のほとんどを彼は弾いていたのでした。
このアルバムに出会って数年。全然飽きませんし、聴くたびに感動します。また残念なことに、このアルバム以上に感動できる彼の録音にも出会っていません。