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レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
70年のIn Rock、そして72年のMachine Headの間にリリース。中だるみ?そんなものはない。タイトル曲はグイグイと聴く者を引き付けるスピード感ある楽曲。M1にふさわしい名曲。冒頭の効果音はエレベーター?昇降機っぽい音だが、「火の玉」を演出するには下手にシンセを使うよりも効果的な感じがする。間髪入れずにスネアが細かく刻み、煽りたてる。これはもうホントに素晴らしい演出。
M5はリズムが変わっているけどメロディが印象的。ギターとオルガンのエフェクトはサイケデリックな感じで「アートロックなDP」の一面を見せてくれる。M6もそんな雰囲気ある。ハードロックに徐々に傾倒していく過渡期的な部分が出ていて興味深い。前作はもっとハードロック寄りの印象があったので、ここで迷いがあったのかも、と邪推するのも楽しい。
地味ながらもM2は本作にはなくてはならない楽曲だと思うし、M3はアメリカ盤とUK盤と収録曲が違うのも「いけず感」があっていい。両方買わなければないのも嬉しいじゃないか。
名作と傑作の間のリリースなのだが実に良作だ。今更なのかどうか、持っている方はもう一度聴いてみてくださいよ。まだの人は一家に一枚。いや、2〜3枚あってもいいアルバムだ。