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80年作の3rdアルバム。ソリーナやメロトロンなど広がり豊かなキーボードを中心に、メロディを丁寧になぞるリリカルなツイン・ギターが絡むスパニッシュ・シンフォ・プログレ。オーケストラ導入によるクラシカルなパート、ギター・リフが引っ張るヘヴィなパート、詩情豊かなアコースティカルなパート、フラメンコ・ギターによるエキゾチックなパートなど、起伏に富んだ展開が見事。南米シンフォにも通ずるたおやかなメロディー・ラインも魅力的。名作。
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レビュアー:nyantiさん レビューをすべて見る
学生時代はなんでまたああも無邪気に一途に熱中できたのかなぁ。
その昔、キングのユーロピアン・ロック・シリーズという健全な若者をプログレ地獄の奈落へ突き落す邪悪な企画がありました。無料のおまけのような小さな冊子があって、そこにこれからのラインナップと称してこの盤のカラ―ジャケ写が載っていました。
若者の特権は憧れること。これは是非聴かねばというわけで、田舎の町に輸入盤が流通していつ訳もなく、バイトで稼いだ金がまとまった額になると西新宿に詣でる訳です。
憧れは恋愛と同じく時に人を盲目にします。いまじゃ考えられないけど、印刷物になっちゃうと、それはもう純粋に憧れる訳です。で、ぎゅうぎゅうつまった函の中からこのLPを見つけて、嬉しくって大枚はたいて買いました。
一言でいうならジャケのイメージと同じなのは1曲目(孤独の詩)だけ。あとは歌い上げるvo.の素晴らしいスパニッシュ・プログレ(でも傑作)となっています。個人的にはこの3rdより2ndの方が好きですけれどね。
レビュアー:らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
プログレ昔話 その7
もう30年近く前になります。大学のプログレ仲間と、ふと寄り道した普通の中古屋さん。
当時の私のWANTはBJHの W.Wolstenholmeの1stソロでした。なかなか手に入らなかったなぁ。
そんなわけで中古屋見つければ漁ってたものです(平和な日々でした)。そしたらあのジャケットにそっくりな本作がエサ箱からひょっこり!「うおおおおっ、あったあ〜!」と思ったらクリソツなだけじゃん・・・(泣)。
なんもゲットできなかった連れが「なにコレ?スペインみたいじゃん。俺が買うわ」と持ってっちゃったんですけどね。
その後の私の後悔の日々、そして仲間に対する嫉妬、妬み、恨み等々・・・プログレとは、私を醜くさせてしまうものなのか!と自暴自棄になったものです。
中身はみなさん知ってのとおり、プログレ・ハードの傑作です!NIGHTWING 、CITY BOY、後期 ARGENTなんかが好きなら愛聴盤となります。アメリカン・ハードほど能天気ではありませんので(ファンの方、ごめんね)、ユーロ嗜好のリスナーさんにもハマります。一度聴いたら確実にアタマに残る名曲の缶詰めですよ。
なにしろ30年近くの私の片思いの相手ですから(笑)。