はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
かのオノヨーコに影響を与えたことでも知られる女性フリー/ジャズ・ヴォーカリストの65年1st。冒頭は落ち着いたジャズ・ヴォーカルの小品が続き、その一音一音を大切に意識した出音は、聴く者の心を安らかに鎮めるかのような作風に安心していると…。最終曲「Black is The Color of My True Love's Hair」によって驚かされることになるでしょう。時にテルミンのような奇声から「Black!」と気が狂っているかのようにひたすら叫び続ける13分51秒は真にアヴァンギャルド。Burton Greeneによるピアノ・ハープにもまた、不穏でヒステリックな闇の陰形が見え隠れする、マッドな一枚。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:kumaさん レビューをすべて見る
フリージャズの名盤だがレコード店では古くからサイケデリックのコーナーに鎮座していた名盤。ビリーホリディから過剰な部分をそぎおとしたような前半であるが実にトワイライトで美しく静謐。ボーカルマニアもうなずく。後半は導士ミルフォードグレイヴィスのドラミングにインスパイアされた原始ジャズを聞かせる。「前衛」というより「アングラ」という言葉が似合う異色作。