カケハシ・レコード

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ソールズベリー

ユーライア・ヒープ

評価:4.52件のレビュー

在庫なし

BVCM37714 【06年発売CD】

紙ジャケット仕様、アップグレード・リマスタリング盤、ボーナス・トラック7曲、定価2200+税。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

16分の大作「SALISBURY」を収録、71年作2nd

元GodsのKen Hensleyを中心に結成されたグループが71年にヴァーティゴよりリリースした2nd。ヘヴィなギター・リフとケンのオルガンによる重厚感溢れるサウンドと、後のヘヴィ・メタルへと受け継がれる様式美的な曲展開がすでに完成の域に達した名盤。デヴィッド・バイロンの力強いハイ・トーン・ヴォーカルも圧巻。対照的にアコースティカルな楽曲の素晴らしさもさすが。

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レビュー一覧

評価:4「肉食鳥」とは、別れてくれない強烈な女のこと(4 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

70年代にユーライア・ヒープのユーザーは、どこか肩身が狭かったと書いて納得してくださるかた、少なくないと思います。ディープ・パープル、ブラック・サバスと違って池田理代子的世界が強いのが最大の理由ではないかと。かく言うわたしもファースト作や「デモンズ・アンド・ウィザーズ」に比べて、少女マンガ趣味に感じて敬遠していたのが、このセカンドでした。1 Bird Of Prey は、大好きだったんですが。

今聴き直すとケン・ヘンズレーがバンドの決定権を掌握して思い通りに舵取りしていることがわかります。それに加えてデイビッド・バイロンの歌唱力がすごい。歌が上手すぎて、ハードロック・ユーザーがついて行けなかったのではないか、と考えるほどです。音程の確かさも声の伸びも別格です。

ヘンズレーが、ジョン・ロードの「コンチェルト・フォー・バンド・アンド・オーケストラ」に刺激を受けていたことを聞いて驚きました。パープルの「ロイヤル・フィルハーモニック」と「ソールズベリー」とは、全く違うタイプに感じていたものですから。それぐらいヘンズレーのアレンジは巧妙で、バンドと管弦楽は不可分なものになっています。一方ライブを聴くと、弦楽部分を全てヘンズレーのオルガン・ソロが肩代わりしています。加えてポール・ニュートンのベースが自由奔放。ミック・ボックスはどこへ行っていたんでしょう。

音のヘビーさより、精神的な重さを強く感じる演奏です。

ナイスレビューですね!

評価:5バイロンによる肉食鳥の叫びを聞け!(2 拍手)

レビュアー:プログレ者さん レビューをすべて見る

まだ本作を聴いていない方にはネタバレになるので詳しくは伏せるが、アルバム冒頭のまるで肉食鳥の叫びの如きバイロンのヴォーカルに圧倒される。そして独の管楽隊をフィーチャーした16分を超える大作のタイトル曲の素晴らしさときたら、どうだろう!リーダーで鍵盤奏者のケン・ヘンズレーは同曲でのミック・ボックスのギター・ソロをとてもファンタスティックだと褒めている。彼のギターはクライ・ベイビーという「ワウワウ」の一種のエフェクターを用いたもので非常に記名性の高いサウンドを披露している。また何故か10年以上たって本作収録の「黒衣の娘」が独国内で大ヒットしたという逸話もある。ヴァーティゴの名盤群と同じ”匂い”を感じさせる英国ロックの名盤。

ナイスレビューですね!

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