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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ハードロックには実生活のストレスを発散するため、という機能が間違いなくあります。イイ歳だってのに仕事押し付けやがって。やってられるか、バーロー!老人を敬え!と、高校生のように憤ってこのCDを聴いております。自分が老人になることはうすうす予想しておりましたが、老人になってもこんなに仕事に追われる日々になるとは想像だにしていませんでした。なら、辞めればいいではないか、というのはナシです。事情があるんだから。よってわたしは日夜ハードロックの聴き込みを続ける羽目になっています。人生の敗者に栄光あれ。
さて、AC/DCほど何を聴いても期待を裏切らないバンドも珍しいです。それでいて少しづつ進歩しているんですから。アンガスのギターは、同じリフを執拗に弾くだけで実に潔い。上手いギタリストと思われよう、とか雑念が全くありません。それにボン・スコットの声こそがこのバンドには合っていると思います。脳天を前後に振るように全ての音楽がつくられている。AC/DCユーザーの集まりがあったら新興宗教と変わらない風景になるのではないでしょうか。そうか…彼らの音楽は宗教なのか。真実は騒音にある。騒音を信じなさい…。
老人になってもAC/DCを必要とするのは幸福なのか。不幸なのか。いや、不幸に決まっています。でもその不幸を肯定しながら頭を前後に振りましょう。2024.06.15