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多くのグループがサイケデリックな質感を引きずりながら活動していた70年代最初期から、メロトロンやピアノを中心とした本格的なシンフォニック・ロックを放っていたグループであり、COSMINC JOKERSやASHRAへの参加が有名なHarald Groskopfが参加していることでも知られているジャーマン・シンフォニック・ロックバンドの71年デビュー作。Pilzからリリースされた本作は、後の作品よりもややハードな仕上がりであり初期の若々しさを感じるものの、すでにメロトロンを中心としたシンフォニックなアプローチは完成しており、叙情性をふんだんに散りばめた名盤となっています。
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レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
Wallensteinの1stはアシッドフォーク系バンドを擁立するPilzレーベルからのリリースだった。それはさておき、M1の鋭角なKey、フランジャーを利かせたGtr、独特に変化するリズム隊が織りなすハードなインストで圧倒されてしまう。タイトルの「電撃戦」に相応しい激しさは本作の特徴を表していると思う。
翻ってM2になるとVoが入ってくるが、まぁそれほど大したことなない歌唱力。それをかき消すくらいの演奏力がこのバンドにはあるので全く気にならない。
M1が動ならM2は静、と簡単に二分化できないところは聴いてのお楽しみだ。
メロトロンも効果的だが、表現力豊かなリズム隊とピアノが実に華麗。
CD化されているのは1stから4thまでだったと思うが、アルバム全体の出来、まとまりは絶対1st。ジャーマンシンフォの名作、いや欧州プログレの中でも群を抜いての出来かと思う。おすすめです。