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強靭な声帯の持ち主であるDemetrio Stratosを中心に結成され、超絶的なテクニカルさとバルカン独特の叙情香る、イタリアのプログレッシブ・ロックシーンを代表するジャズ・ロックグループの78年6th。前作からギタリストPaolo Tofaniが脱退して製作された本作は、変拍子を巧みに取り入れたバルカン・ジャズロックから、今までよりも聴きやすくなったテクニカルで前衛的なインプロヴィゼーション、そして非常にキャッチーな側面すら感じさせるDemetrio Stratosのボーカルまで聴き所に恵まれた作品であり、Paolo Tofani脱退により、前作よりもキーボードのPatrizio Fariselliの手腕が発揮された名盤です。
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レビュアー:プログレ者さん レビューをすべて見る
アナログ時代、キングのユーロロック・コレクションの1枚として日本でリリースされ、私にとってアレア初体験となった名作。もちろん後追いで過去の作品も聴いたのだが、やはり私にとって最も好きなアレアの作品はこれであった。とにかく1曲目の尋常でないテンションのままアルバム最後まで一気に聴かせる、「怒涛のエネルギー」に満ち溢れているのだ!(もっともアレアの作品は皆そうだが)特にデメトリオ・ストラトスのヴォーカルは鬼気迫るものがある。残念ながら次作を待たずして彼は鬼籍に入ってしまうのだが、このデメトリオ、最期の絶唱を是非味わっていただきたい。
レビュアー:じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
歌い手のデメトリオが音楽的主導権を握ったアルバムでまたギタリストが脱退したせいもあって歌ものとしての性格が濃いアルバムですが、彼の超人的な喉は楽器としての特異なパフォーマンス性も備えており、AREAのアルバムで最もポップながらポップに収まりきらない、芸術性の高いポップ楽曲となっています。