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カケレコ・レビュー
元FLEETWOOD MACのボブ・ウェルチを中心とするハード・ロック・グループ、76年の2nd
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レビュー一覧
時代を超越したがちんがちんハードロック（4 拍手）
レビュアー：たすけさん レビューをすべて見る
噂ではボブ・ウェルチはフランス滞在時代にR&Bバンドをやっていたと聞きました。その後スカウトされたマックでは、フォーク、ブルーズのフレイバーを提供していましたので、オールラウンダーだったのでしょう。ヘビーロック退潮期にジェフ・ベック・グループ顔向けのロックンロールをやってしまったわけは、今考えるとよく判りません。プレスリーのファンだった、とかそんなノリだったのかもと考えます。付き合ったグレン・コーニックはジェスロ・タルを追い出されたようなものなので、業界に対するリベンジが二人の合意点だったのでしょう。
とにかく音の加工とドラムズが異常です。前作でのドラムズもどこでリズムキープしてるんだ、という代物でしたが、ハント・セールズに代わって変態具合はより増している印象です。2. Big Towne 2061には、このグループの個性が最もよく出ています。単一のコード、ギターの♪ギュウ~~ンだけで最後まで持っていってしまいます。エアロスミスに近い曲づくりであるとは思いますが、これはもはやプログレです。
6. Money Loveも唯一無比のファンク・ハード曲。この少しおちょくった感じも恰好いいです。