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CHOCOLATE KINGS

PFM

評価:51件のレビュー

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ND71781(RCA

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カケレコ・レビュー

75年作、スリリングかつダイナミックなアンサンブルが楽しめる、プログレッシヴ・ロック然とした名作

QUELLIを母体に結成され、後にバンドの顔となるMauro Paganiを迎えて改名。英国とはまた違ったイタリアの素晴らしい叙情性を放ち、EL&PのMANTICOREからPete Sinfieldの戦略で世界デビューまで果たしたイタリアン・シンフォニック・ロック代表グループの75年作。ACQUA FRAGILEからBernardo Lanzettiを迎えて製作されたその内容は、それまでの彼らの個性であったクラシカルな側面が落ち着きを見せ、よりロックのダイナミズムを押し出した作風へとシフトした良盤であり、星条旗に包まれたチョコレートが印象的な英語盤ジャケットからも分かるとおり、アメリカの音楽産業を意識した明快でパワフルなサウンドが素晴らしい傑作となっています。

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評価:5損をしているのはどちらか(7 拍手)

レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る

1975年。このジャケットとタイトルで聴く気を無くしてしまうのは実に損だ。
かの私がそうだった。イタリアのバンドなら母国語で歌えよ!と思っていたのも確かである
しかし、しかしである。損していたのは私のほうだった。Voはピーガブを意識しているのは明らかだろうが、激しく展開し躍動感あふれる楽曲は紛れもなくPFM。抒情性に増して躍動感がさらに高まった作品に仕上がっている。[Storia di〜]とか[Per Un Amico]あたりはロックな室内楽団という印象だったが、本作や次作[Jet Lag]くらいになるとロックバンドとしての勢いを感じる。逆に勢いのいい曲が続くので圧倒されてしまうので、抒情的な曲をうまく挟んでくれたらよかったのになぁとも思う。ちなみに本作はメロトロンは入っていないはず。
とにかく、ジャケットとタイトルで誤魔化されないでほしい。テクニカルで覚えやすいメロディ、イタリアのプログレの代表選手はやっぱり彼らだなというのをまざまざと見せつけてくれる一枚。当然ながらおすすめだ。

ナイスレビューですね!

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