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Janis Joplinを彷彿とさせるアメリカ出身の女性ヴォーカル、69年作。英ブルース・ロックの仕掛け人Mike Vernonがプロデュースで、英ブルース・ロック・オールスターというべきゲスト陣の豪華さは特筆もの!Eric Clapton、Paul Kossoff、Stan Webb、Jack Bruce、Mitch Mitchell、Jim Capaldi、Chris Wood(TRAFFICのSax)、Brian Augerなど、すごいメンツですね。演奏もノっていて、特にBluesbreakers時代を彷彿とさせるエッジの立ったClaptonのギター、タメの効いたエモーショナルなKossoffのギターは必殺!バックに負けてないソウルフルなシャウトも良いです!名作!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
マイク・バーノンのプロデュースによる「ど・ブルース」作。マーサ・ベレスはジャニス・ジョプリンのフォロワーとして語られることの多い歌手です。わたしは、グレース・スリックやリンダ・ホイルに近いかな、という印象を受けました。ポール・コゾフのディスコグラフィーに載っていたことで探していました。マーサは、ビッグ・ブラザー・アンド・ホーディング・カンパニーのジャニスの後釜として決まりかけていたが、実現しなかったということです。この後、ボブ・マーリーと共演したりしています。
話題は、エリック・クラプトン、スタン・ウェッブ、ポール・コゾフの参加です。詳しいパーソネルが載っていないので、ギタリスト当て遊びができるわけです。1.I'm Gonna Leave You、7.Feel So Badがクラプトン参加曲で、ジャック・ブルース、ミッチ・ミッチェル共演。やはりこのふたつの曲は強烈な印象を残します。2.Swamp Man、3.A Fool for You、10.Come Here Sweet Manのリードギターはポール・コゾフ。クリスティン・マクヴィ、ジム・キャパルディ、クリス・ウッド、ジョニー・アーモンド、ゲイリー・セインなどと共演です。意外とコゾフのソロはハードに押しまくります。6.Tell Mamaのギターはリック・ヘイワード。ずっとバーノン制作のレコードにつきあっている人です。8.Drive Me Daddy、11.Let the Good Times Rollの2曲がスタン・ウェッブ。
問題は、4.In My Girlish Daysと9.It Takes a Lot to Laugh…のギターがクラプトンとしている人と、スタン・ウェッブとしている人がいるんですよ。わたしは、4.がギターの音色とソロのブツ切れ具合からスタン・ウェッブ、9.がクラプトンかなと思っています。
ゲストの豪華さに比べ、主役はどうかと言いますと…十分、この企画の役割は果たしていると申し上げておきます。なお、カバーデザインは3種類あります。2023.11.16