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母国アメリカでは絶大な人気を誇り、ブルース・スプリングスティーンとも並び称されるBOB SEGERによるグループ70年作3rd。男臭く哀愁いっぱいのメロディと絞り出すようなシャウト・ヴォーカルをフィーチャーしたスケールの大きなアメリカン・ロック。胸に迫るオルガン&ピアノ、ツボを抑えたタイト&メロウなギター、タメの効いたリズム隊。芳醇なアンサンブルもまた絶品の味わい。ツェッペリンばりのハード・エッジなナンバーも最高。それにしても素晴らしい喉してます。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
わたし70年代はじめまでのボブ・シーガーが好きで好きで。このアルバムの1曲目「ソング・フォー・ルーファス」は、ロックンロール音頭でありまして、浴衣で踊り狂いたいくらいです。ちなみにボブ・シーガー・システムの「ランブリン・ギャンブリン・マン」を購入したのがカケレコさんで、それ以来のファンです。売っているディーラーさんがカケレコさんだけだったのです。70年代後半にはわが国でも知名度あったような気がしますが、すぐ演歌くさいとか言われて下火になりました。
「雑種犬」とは、ボブ・シーガーらしいタイトルです。(この曲は2度出てきます。)まだデトロイト・ローカルの歌手でしかなく、一発録音に近かったんじゃないでしょうか。カケレコさんの紹介では、わが国では知られていない、とありますけれど、デトロイトでも無名で苦労していたらしいですよ。もっともボブ・シーガーの良いところは「勢い」に集約されるので、このアマチュア臭い、熱い熱い演奏がたまらないです。演歌くさい、とつい口がすべりましたが、彼の歌はからっとしているようで違います。泣いてるんじゃないの?みたいな歌い方をします。
この切羽詰まって反撃に出た弱虫みたいなパフォーマンスに、わたしは心を打たれます。通勤途中に聴いて、会社に行きたくない自分に発破をかけることもしばしばです。シーガーの音を聴きながら思いつきました。ロックは強者の側に立ってはダメなんですよ。弱者がいかに戦うか。それでないと(ロックなんてやくざな音楽を聴いている)ユーザーは共感できません。
現在流通しているこの盤はアルゼンチン盤だけみたいです。最近「バック・イン・’72」も同じレーベルから復刻されてヘビーローテです。
レビュアー:JJさん レビューをすべて見る
BOB SEGER SYSTEMとしては3枚目となるアルバム。全2作で見られたサイケ感は影を潜め、壮大なスケールのアメリカン・ロックへと向かっているBOB SEGERが感じ取れる作品です。力強く歌い上げるソウルフルなボーカルが最高です。このアルバムをBOB SEGERの名作にあげる人が多いというのも頷けます。