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CDVKC3/724384406820(VIRGIN)
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター。
490円 (税込539円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
カビあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。セカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』を最後に、Greg Lake、Michael Giles、Peter Gilesが脱退。1970年に発表されたサード・アルバム『リザード』は、『ポセイドンのめざめ』に参加していたベース・ヴォーカリストGorden Haskellと管楽器奏者Mel Collinsが正式加入、さらにドラマーAndy McCullochを迎え入れ制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、過去作にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippettがバンドメイト(コルネット奏者Mark Charigとトロンボーン奏者Nick Evens)を引き連れ参加している他、オーボエ奏者Robin Miller、さらにYESのヴォーカリストJon Andersonが、表題組曲「リザード」の「ルーパート王子のめざめ」で歌声を響かせています。本作は、Keith Tippettが持ち込んだフリー・ジャズのエッセンスがグループに新たな息吹を注ぎ込んだ作品であり、特に「インドア・ゲイムズ」や「ハッピー・ファミリー」におけるインプロヴィゼーションなどで、その影響をはっきりと聴き取ることができるでしょう。一方で、フルートが舞う「水の精」ではこれまでのKING CRIMSONらしい牧歌性も披露。ラストには20分を超える表題組曲「リザード」が控えます。フリー・ジャズへの接近を通じて、後のKING CRIMSONサウンドの重要なポイントとなる即興色を拡張した傑作です。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
箱庭のような音世界に特徴があるレコードで、わたしがプログレッシャーでなくなったため、現在ほとんど聴くことがありません。率直に申しあげて退屈です。と申しますか、このレコードのロバート・フリップのバンドに対するアプローチに今いち腑に落ちていないところがあるんです。わたしはピート・シンフィールドの書いた詞と表紙絵のコンセプトがこのレコードのキモだと思っています。キース・ティペット一派の参加が言われます。おそらくはゴードン・ハスケルがレコーディング開始後に自信喪失で抜けて、穴埋めする要素が強かったのでは、と考えています。
英国ジャズの風味…は、あるんでしょうか。ティペットはいざ知らず、管楽器は書かれたスコアを演奏しているだけです。これが箱庭と感じる要素であり、予定調和としか感じられません。旧B面の「リザード」は、「アトム・ハート・マザー」の中間部みたいにクリムゾン・メンバーの存在感がありません。ベースのたどたどしさには耳を覆いたくなります。フリップの存在はメロトロンと鍵盤が主でギターなどほとんど出てきません。唯一の救いがメル・コリンズの重厚さです。
クリムゾン聴き始めの頃はけっこう聴いていました。長い曲が好きだったもんで。人の好みは移り変わります。2024.08.31