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エモーショナルなメロディと劇的なアレンジ（2 拍手）

レビュアー：たすけさん レビューをすべて見る

短い間にコンスタントなペースで作品を発表し続けていた彼らが、手間をかけて出してきた印象を与えます。ナタで木を削ったようなラフさと、溢れるエモーション、というグランド・ファンクの魅力に加え、「アメリカン・バンド」のタイトル通り米国ルーツ音楽の要素があると思っています。ハードロックとしても、ソウル・ミュージックとしても聴けてしまうのが素晴らしいです。

また、ドン・ブリューワー、クレイグ・フロストの存在感が増してきています。フロストのキーボードは落ち着いたアレンジに一役買っていますし、ルーツ音楽の趣味はブリューワーのものです。トッド・ラングレンの作業は、やり過ぎてしまう時もあるんですが、この作品ではちょうどよく抑制されたプロデュースで、バンドの色を上手く引き出しています。そして「レイルロード」の圧倒的な説得力。エモーショナルなメロディと劇的なアレンジは圧巻です。

ナイスレビューですね！

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