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70年作の5thアルバム。ジョン・ハイズマンを迎えて制作された本作は、彼のスピード感溢れるハードなドラミングとディック・ヘクストール・スミスのサックスをフューチャー。R&Bとジャズが融合した淡く渋い英国ジャズ・ロックが堪能できる好盤。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
カバーになっている禍々しいグレアム・ボンドの顔に反して、クールな印象がするジャズ作です。この盤で演奏されている「グラス・イズ・グリーナー」は、コラシアム・セカンド作の米国タイトルであり、コラシアムの「バレンタイン・スート」と並行して制作されていることが明らか。メンバー全員が白人であるせいもあるんでしょう。淡々とした演奏で進んでいきます。
リード楽器は、ほぼディック・ヘクトールの管楽器です。グレアム・ボンドのあくの強い声が入っているボーカル曲はともかく、メンバーのインスト曲になるとわたしなんかは寝てしまうんですが…。一回眠ってしまい、起きだしてこのレビューを書いている有様です。聴きものはやはりジョン・ハイズマンのドラミングということになるでしょうか。この人は、ひとの演奏の後ろでずっとドラム・ソロをやっているかの手数の多さで、好き嫌いあると思います。
「グラス・イズ…」のほか、ソニー・ロリンズの「ドキシー」が長い演奏で、それぞれのソロが出てきます。ジョン・マクラフリンはこの曲ぐらいしか判別できませんでした。ジャック・ブルース先生は、ここでもウッド・ベースのソロをえんえんとやっています。わたしなんかは、ボンドの弟子が集まって親分祝勝会をやっている気がするんです。ちなみに「ドキシー」はライブです。