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790円 (税込869円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
小さいケースツメ跡あり
名ヴォーカリスト、ロジャー・チャップマン率いるファミリーの初期の名盤2枚、待望のリイシュー。トラフィックに在籍していたデイヴ・メンスンとローリング・ストーンズも手掛けたジミー・ミラーがプロデュースをしたファミリーの衝撃のデビュー・アルバム。68年作。プログレ、サイケ、ルーツ・ミュージック、ジャズなど様々なサウンドの要素が渾然一体となりながらも、唯一無二のファミリー・サウンドを確立した大傑作。コンセプト・アルバム的な構成、シアトリカルでコーラスを多用したサウンドはクイーンの原型かも。(帯より)
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
わたしの所持している盤のライナーに興味深いことが書いてあります。シングルの市場と、ロングプレイの市場が分離したのが67年であると。「リボルバー」「サージェント・ペパー」「ミスター・ファンタジー」が生まれた頃なので、納得できる話です。何が起こるかと言いますと、ロングプレイは高価なので小中校生では買えません。もっと年代高めのティーンに向けて音楽を売ることになったんです。半分大人、半分子どもという層に音楽を買わせるため、微妙な若さと深みを要素に加える理由になったと思います。
ファミリーのデビュー作は、トラフィックのデイブ・メイスンが全面的に制作参加しています。ロジャー・チャプマンというロックンロールに馴染まない声を持つ歌い手をもつバンドにとって、メイスンの方向づけは心強かったでしょう。トラフィックが米国ルーツに近づいたのと比べると、ファミリーはもっと英国大衆芸能寄りです。サックス、バイオリン担当がメンバーにいる、というバンドは例を見ません。ついつい70年代のロックをプログレ中心に見がち。しかし、ファミリーやトラフィック、ジェスロ・タルというジャンル分け不能の心地よさにひたることも大事です。
浮遊感と酩酊感は、このバンド独自のものです。まさにロングプレイ全体で異世界を提示してくれます。2024.01.06