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490円 (税込539円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
スリップケース無し
Jimi Hendrixとも交流があった黒人ロック・ギタリスト、Arthur Lee率いるサイケ・フォーク・ロック・バンドが67年に発表した傑作3rd 。“黒人音楽とTHE BYRDSとの邂逅”とも称された傑作1stの流れを汲んだフォーク・ロック・サウンドに、本作では甘美なストリングスなどのアレンジを導入。サイケ・ポップやネオアコのリスナーまでを魅了する幻想/白昼夢のようなエッセンスを湛えています。Arthur Leeのペンによるカオティックな歌詞も本作の特徴で、甘美で夢見心地なサウンドとの奇妙なコントラストも一興。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
わたしにとってラブは、追憶の彼方にあるバンドではなく、現在も出会い続け驚きをもたらしてくれるバンドであります。彼らの全盛期である60年代に、わたしは子どもであったし、わたしがアーサー・リーに出会った頃、すでに彼は他界していました。最初に衝撃を受けたのが「フォーエバー・チェンジズ」であったことは疑いありません。加えて、この作以外のラブを聴き進むうち、彼らの巨大さにどんどん打ちのめされていきました。
最近アーサー・リーが60代である21世紀のライブを聴きました。「アローン・アゲイン・オア」を演奏していまして、このレコード発表当時のみずみずしさを失っていませんでした。あたかも新曲であるかのごとく。改めてとんでもないアーティストだったと思います。
リーが、アフリカ系である出自を出さずに、弦と管楽を導入したアレンジになっています。当時のサンフランシスコでもこうした音は異質です。どの曲も陽が陰った暗さがあります。アーサー・リーが優れたクリエイターであったことは、この作一枚でわかります。ただ、ラブの他のレコードを聴くと、「フォーエバー・チェンジズ」の異質さが際立ってきます。ナイフのような切れ味あるメロディを持っていながら、彼らの本質は重さです。あたかも人生そのものであるように。