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2000円
1600円 (税込1760円)
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帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
帯中央部分に色褪せあり、経年変化あり、トレーに黄ばみあり
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
1. Time Base と2.Wonderful Creation を聴いただけで、このバンド45回転なのか?と思ってしまいます。4人編成なのにドラムズが二人という異常な構成で、ひたすら高速ビートを叩きまくられます。さて、ミスター・ビッグはいかなるバンドだったのか。クイーンの後出しジャンケンとも、ニッチ・ポップとも言われています。このデビュー作は、既存のハードロックをおちょくった7.Zambia や6.Sweet Silence のほか、切実なバラードもふざけたカントリーもあるラインアップです。
どうもリーダーのディッケンという人は、放っておくとシリアスになってしまうようで、ミスター・ビッグ以降のブロークン・ホームやソロもぱっとしません。内省的な曲ばかり書いたり、ユダヤ教に改宗したりしています。ベースのピート・クローサーだけが固定メンバーで、ディッケンのソロの性格が強かったミスター・ビッグは、この時期躁状態にあったようです。実力の2割増しの完成度だったような気がしています。
しかし、何曲かあるハードロックはとても素晴らしい。6.Sweet Silence なんか、ハードロック史に残る出来です。全楽器が脅迫的で、セックス・ピストルズでさえ逃げ出しそうです。全楽器のユニゾンが一息ついて、間奏のベースだけになるところなんて鳥肌が立ちます。夕立の前触れの遠雷と言うか、滝壺に飛び込む前の川の流れと言うか、とにかく不吉で禍々しい。この曲だけで、息継ぎに水を2杯ぐらい飲む必要があります。