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SPOOKY TWO

SPOOKY TOOTH

評価:51件のレビュー

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REPUK1061デジパック(REPERTOIRE) 【05年発売CD】

デジパック仕様、ボーナス・トラック4曲。

790円 (税込869円)

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | 並 | 不良 |

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カケレコ・レビュー

叙情性溢れるブリティッシュ・ロック名バンド、69年作

マイク・ハリスン&ゲイリー・ライトによるツイン・キーボードとルーサー・グロヴナーのスリリングなギターを中心としたソリッドなアンサンブルが魅力の英ハード・ロック・グループ。69年作の2nd。

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レビュー一覧

評価:5最後にずしんと来る哀愁(3 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

白人ロック・バンドでこれほどR&B(もしくはゴスペル)に近づいた作風を持っていたのは、69年現在で彼らしかいなかったはずです。何といっても、ゲイリー・ライトのファルセット・ボイスという武器を持っていたわけなので。しかもカントリーへの理解も深く、ピアノやハープが枯れた味わいを表現することも出来ました。その成果としてとても英国らしい、ということが英国ロックと米国ルーツ音楽との断ち切りがたい関係を表しています。

スプーキー・トゥースは、このアルバムの数年前まではサイケデリックをやっていました。米国ルーツに向かわせたのは、アイランド・レーベル・オーナーのクリス・ブラックウェルの示唆が大きかったはずです。ハリスン君、君は素晴らしいソウル・シンガーになれるよ、などと言われたのではないでしょうか。ここまで本格的なR&Bアルバムを作り上げながら、グレッグ・ライドリーが去り、ルーサー・グロブナーが去りして、結局初期スプーキーは破綻してしまいます。フランスの前衛音楽家とのコラボなんて、彼らのすべき仕事ではなかったはずです。去ったメンバーがロックンロールを志したのも、なんとなく理由がわかります。

彼らとしたら目一杯背伸びしたであろう、このアルバムの曲たちは再現不可能の傑作群だと思います。ブリティッシュ・ロックのユーザーで、この音を聴いて我が家に帰った気持ちがしない人は、まずいないでしょう。適度にラフで、倦怠感があって、ドラマチックで。8. Hangman Hang My Shell On A Tree まで来ると、強烈な哀愁がおそってきます。アルバムが終わる寂しさと共に。

ナイスレビューですね!

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