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オールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナル・メンバー、ブッチ・トラックス(ds)の甥で、1999年からはオールマンにも加入した天才ギタリスト、デレク・トラックス(デレクという名はデレク&ザ・ドミノスから)が94年に結成したグループ。2009年作の6thアルバム。オープニング・ナンバーから痺れまくり!第二期ジェフ・ベック・グループもびっくりのファンキーなグルーヴとエモーション、そこに豪快かつセンシティヴに炸裂するスライド・ギター。それにしても、ギターの瑞々しさときたら凄いです。音の圧倒的な躍動感。これを聴いて腰が揺れないブルース・ロック〜サザン・ロックのファンは居ないでしょう。2曲目以降も、ブルースやソウルやファンクを飲み込んで、現代的なセンスで増幅して吐き出した豊潤なルーツ・ロックを土台に、若き日のライ・クーダーばりにワールド・ミュージックを咀嚼した浮遊感あるサウンドを聴かせたり、70年代のフロリダ、LA、ウッドストックをつないだような強力なルーツ・ロックが印象的。これは素晴らしすぎるアルバム。ブルース〜サザン〜ルーツ・ロックのファンは必聴の名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
みなさんは、仕事や人間関係で強いストレスを感じているとき、どうされていますか。そういう時わたしの場合は音楽など耳に入らないので、畑に行って作業するか道端の草刈りをしています。災害などシフト外で呼び出されたり、オンオフがあるようで、ないような仕事なので特にストレスを感じるのでしょうね。スマホの電波が飛んでこない状況に自分を追いやるのが一番です。実は音楽って、そんなにストレスには効かない、というのがわたしの持論です。
デレク・トラックスの屈託のない音は伸びやかでおおらかで、適度に激しくて、むしゃくしゃしている時に自分を正してくれるような気がします。畑仕事のあとのリラックスに適しています。今は休日なんですが、ワクチン接種で働いたあとです。これからの長丁場を思ってげんなりしているところで、これを聴いています。
この音はそんな聴き方でよいような…。魂をリセットするため、と言いましょうか。デレク・トラックスは、よほど恵まれた環境で育ったようで、彼の音には傾斜がありません。ただデュエインおじさんの境地に近づいて、できたらそれを超えるんだ。それがモチベーションになっています。いや、ひょっとするともう超えているのかも知れないんですよ。貴重なギタリストです。