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ポーランド出身、女性ヴォーカルを擁するシンフォニック・ロック・グループ。前作『STRAW ANDY』からメンバー変わらずに制作された14年作3rd。エッジの立ったトーンで刻まれるギター、肉感的なドラムをまばゆい光で包み込むようなシンセによるデジタル・ビート、緩急をつけて時にスピーディーに突っ走る展開など、デビュー作からロック的躍動感を増した2ndからさらにダイナミズムが増した印象。アンサンブルや展開は鋭くなっているものの、このバンドの持ち味である東欧的なメランコリーはそのままで、常に叙情がたなびいています。陰影からくっきりと情景が目に浮かびあがるサウンドは並のバンドには出せないでしょう。しっとりと伸びやかに歌い上げる女性ヴォーカルとドラマティックなメロディは相変わらず絶品。前作で覚醒したバンドがさらに堂々と、自信に満ち溢れて鳴らしたメロディアス・ロックの傑作です。
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レビュアー:Zedさん レビューをすべて見る
2000年以降ポーランドのシンフォ・プログで代表的なサウンド、と言えばいいかもしれない。
難解さはなく、静と動を上手く展開し盛り上げ所で目一杯感情を出し攻めてくる。
女性ボーカルは曲によく溶け込んでいて、バンドの特徴として重要な役割を担っている。
シンフォ系なサウンドにクールさを感じさせる各曲は、新しいシンフォ・プログへの道を示している。
聴き易さもあり彼らのアルバムは本作から入るのがいいと思う。