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ポーランド出身、女性ヴォーカルを擁するシンフォニック・ロック・グループ、08年のデビュー作。深く沈み込むように鳴らされるキーボード、ロング・トーンでゆったりと紡がれるメロディアスなギターを中心とする静謐でいて荘厳なアンサンブル。時に風のように柔らかに鳴らされるアコースティック・ギターのバッキング、ここぞで嵐のように轟くヘヴィなギター・リフ、オーケストラのように目の覚めるようなキーボードなど、映像喚起的なアレンジも特筆です。そして、しっとりと翳りのあるヴォーカルとメランコリックなメロディが静かにドラマを描いていきます。ポーランドらしいウェットな質感と流麗さで終始メロディアスに綴られる雄大な傑作。
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レビュアー:アズマ・シローさん レビューをすべて見る
東欧の哀愁あるメロディを、泣きのギター、キーボードが聴き手を引き込み、包容力のあるSabina嬢の歌声が切々と歌う気品ある作品となっています。ドラマチックさはあまりありませんが、単調にならず工夫された構成でシンフォニックに聴かせてくれます。ジャケが購買力をマイナスにしてるかも・・・。