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590円 (税込649円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
ケースツメ跡あり
ウェールズ出身で、60年代にはラヴ・スカルプチャーのリーダーとしてEMIから2枚を残し、その後、ソロ活動、ブリンズリー・シュウォルツなどパブ・ロックのバンドのプロデュースをこなし、そこで知り合ったニック・ロウなどとロックパイルを結成したことで知られるいぶし銀ミュージシャン。74年の2ndソロ。ロネッツやチャック・ベリーのカヴァーの他、ニック・ロウ作曲のスウィートなバラードなど、スタジオ・オタクっぷり満載で、一人フィル・スペクターなウォール・オブ・サウンドが炸裂!ニック・ロウ、ボブ・アンドリュースなどブリンズリー・シュウォルツのメンバー参加。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
このレコードで驚くポイントは二つです。ひとつは音の厚さ、もうひとつはそれをほとんど一人でやっていることです。ジャンルも多彩でR&Bから壊れたカントリー、R&R、ロカビリーなど。自作曲はひとつもありません。デイブ・エドムンズが好きなんだろう曲を、プラモデルを丁寧に組み立てる職人のように、慎重に慎重に組み上げて商品にしています。これと同じアプローチを、トッド・ラングレンが「フェイスフル」でやっています。トッドとエドムンズに共通するのは、ユーザーよりミュージシャンにファンが多いことです。
エドムンズはブレンズレー・シュバルツの仕掛人…というより、後年のロックパイルの活動のほうが知られているのではないでしょうか。ブレンズレーは売れなかったですから。わたしの印象ではニック・ロウと同時期にオーバーグラウンドに上昇してきて、基礎を知らなかったわたしは混乱しました。これほど音楽素養の確かな、耳かきで丁寧にほじられるような音楽を聴いたことが絶えてなかったからです。二人を「新人」と思い込んでいたのですから、おめでたいのはわたしのほうでした。
エドムンズがスワン・ソングに在籍していたことも気になっています。プリティ・シングズと同様、ペイジとプラントが気に入っていたのでスカウティングされたんだと思います。2024.08.17