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570円 (税込627円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
側面部に色褪せあり、カビあり
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
タイトルの意味は「食うか食われるか」です。ジョニ・ミッチェルは、本来ビートを必要としない人だったはずです。アクースティック・ギター一本あれば世界を構築できてしまう、歌謡詩人ですから。この楽集のテーマは、フェアライトとデジタル・ビート。ご丁寧にトマス・ドルビーを動員し、ビートを叩くのはビニー・カリウタです。きちんと時代の流れに身を任せ、80年代のジョニ・ミッチェルはこうなのよ、と主張する音であります。彼女が「食うか食われるか」していたのは、時代そのものだったんでしょう。
おや、レビューが終わってしまいました。ごきげんよう。…。
気を取り直して書き続けます。あれほどジャズに傾倒していたはずなのに、ジャズのひとかけらも出てきません。ロック、フォークを下、ジャズを上と見ている士農工商ミュージシャンにはこの芸当はできますまい。つまりAORに浮かれていた西海岸の人たちのことを言っているのです。ジョニにとって、ジャズは表現の一側面に過ぎなかったわけです。なにもスティーブ・ルカサー(これは前作のゲスト)やトマス・ドルビーと今更やらなくたって、とどなたかが言っていました。彼女の立場からすれば、こうした観測も余計なお世話だったのです。弘法は筆を選ばず。ジョニ・ミッチェルはジャンルを選ばず、です。2024.07.18