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90年代以降のインドネシアを代表するロック・バンドGIGIのギタリストであるDewa Budjanaの2013年作ソロ。ジョン・マクラフリンをフェイヴァリットに挙げているとおり、フュージョン・タッチの流麗かつゴリゴリとアグレッシヴさもある演奏が印象的。オープニング・ナンバーからキレキレで、シンセが豊かに広がる浮遊感ある「静」のパートとベースが強烈にうねるヘヴィな「動」のパートとを行き交う中を、ギターが多彩な音色を駆使しながら終始テクニカルかつ流れるようなフレーズで畳み掛けます。RETURN TO FOREVERから80〜90年代以降のKING CRIMSONまでを飲み込みつつ、ジャケのイメージ通りのイマジネーションでまとめあげたサウンドはかなりスケールが大きいです。2曲目のアコースティックなナンバーも凄くて、東南アジアらしいエキゾチズムを振りまきつつ、爽やかなポップ・フレイヴァーも感じさせたかと思うと、突如、ギターを中心にリズム隊も一体となってフリーキーに暴れだして、と思ったら、フリーキーさはそのままにイマジネーションも溶け合ってきたり、いや〜、すごいセンス。音のマジシャンぶりは、ちょっぴりフラワー・キングス率いるロイネ・ストルトも頭に浮かびました。インドネシア恐るべし。プログレ・ファンは是非一聴を!
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レビュアー:Zedさん レビューをすべて見る
インドネシアのギタリスト、デワ・ブジャナの2000年〜2011年までのベスト盤的なアルバム。
このアルバムはエスニック面を出しながら、テクニカルでエレクトリックを有効に使う良質なフュージョン・サウンドを奏でる作品。
ECMのエレクトリック系アルバムや、2000年以降の欧米のクールなフュージョン・サウンドが好きな方には是非お薦めしたい。
曲によりWeather ReportやECM系のドラマーとして著名なピーター・アースキンや、アースキンの盟友でベーシストの故デイブ・カーペンターが参加している。
又インドネシアのミュージシャン達も参加。
これらバックを固めるミュージシャンはセンスもテクニックも申し分ない。
辺境系を求める音楽ファンにもお薦め。