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790円 (税込869円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
70年作の2nd。ファズ・オルガンとフルート&サックスが絡んだテンション溢れるアンサンブルとキャッチーなヴォーカル、というキャラヴァン・サウンドが確立した名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
デイブ・シンクレアの歪んだオルガンを堪能できるレコード。ジャズのインプロを取り入れながら、メロディを聴かせるため、演奏スピードを半分に落とし、その代わり背景となる巨大なリフを、ソロをとらないメンバーがつくる、という実験のはじまりです。そして彼らの武器はベースがメロディまで奏でられるところ。うねりながら大きなカウンターメロディを聴かせます。これが人懐こくて、離れられない魅力。要するにふたりのシンクレアを聴く、ということになります。
コフランのばたばたドラムズは若干ひかえめです。パイ・ヘイスティングズは、メンバー誰もが、自分こそと大きな音を出したがったとコメントしています。う〜ん、わかるな、それ。わたしの経験でも、バンドで練習していると、どんどん大きな音になっていきますから。あれ、聴こえないんですよね、自分では。メンバー仲の良さそうなキャラバンでも、それ起こるんですね。
「ハロー・ハロー」以外は、そんな作り込みなので、愛着が出るのに時間がかかる盤でもあります。そしてやってくる「フォー・リチャード」の爆発。キャラバンに爆発という言葉は似合いません。本来は。でも、ここでその巨大なリフが来るか、と驚いてしまいます。はじめて聴く人は、びっくりすると思うので楽しみにしていてください。2023.09.08