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CARAVAN

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評価:41件のレビュー

在庫なし

8829522(VERVE) 【02年発売CD】

デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

記念すべき69年デビュー作、哀愁溢れるオルガンが素晴らしい叙情派ブリティッシュ・ロックの逸品

69年作の1st。

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評価:4キャラバン全キャリアの方向を決定したデビュー作(3 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

パイ・ヘイスティングズのボーカル高音部を聴くと、あまりにロバート・ワイアットに似ているので驚きます。ほかのアルバムでは気づかない点かも知れません。パイのボーカルは、なよなよしていると言われていて、リチャード・シンクレアのほうがボーカル適任と言われることが多いです。でも、ずっとキャラバンらしさを出しているのはパイのほうではないんでしょうか。先鋭的になり過ぎず、のたりのたりとした音は、日向の縁側にいるような心地よさです。

彼らの音の中にジャズ色は残っているんですが、テクニカルにならずに日向の縁側を追究していったところがキャラバンです。ポイントはやっぱりデイブ・シンクレアのオルガンなんでしょうかね。サンフランシスコのバンドみたいな音色で、そこがサイケと言われる所以です。「夜ごと太る女」や「カニング・スタンツ」のように構成力を誇るアルバムもある一方で、この普段着スタイルはずっと彼らの活動を貫いています。

わたしはプログレッシブ・ロック有名どころを聴いた後、キャラバンに出会い、ずっとフェイバリットなグループになりました。ロック史をひっくり返すような名作も出していないし、誰でもが名前を知るようなソリストもいませんが、聴いていてするめのように飽きません。アルバムごとの落差がないので、最初は全部同じように聞こえてしまいました。慣れてしまうとじわじわと旨味が出てくる音です。

ナイスレビューですね!

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