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2490円 (税込2739円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ビル・ブラッフォード在籍時の貴重な音源など、驚きの音源が沢山つまった好編集盤。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
このCDに出会う前、わたしは漠然とデイブ・ステュアートに関するうわさ話を耳にしていて、それは変わり者、気難しいというものでした。この発掘音源が世に出たのはステュアートの尽力の賜物です。彼が描いたライナーを読めば歴然です。彼はモント・キャムプベル、アラン・ゴウエンに大変影響を受け、二人をリスペクトしていたようです。一方でフィル・ミラーのイン・カフーツに至るナビゲーションを行い、ブルフォードのプロジェクトを軌道にのせ、ピーター・ブレグバドやピプ・パイルのソロ作も手伝うという、大変忙しい日々をこの時期送っていました。カンタベリーの蓄積をつくったのは、ソフト・マシーン一派を除くとステュアートの仕事が最大です。
キャムプベルの作曲は無調不協和音を主にしたものがほとんどで、ポップ色の強いものやボーカル曲がスチュアートです。本編のナショナル・ヘルスほど流麗な曲調ではありません。でも個性の強い演者がそれを殺さず融合させているさまは、まさにカンタベリー魂です。それをつないでいるのがゴウエンのピアノであり、キャムプベルのベースです。鍵盤リードをふたり、ギターをふたり、という特異な編成は、複雑なアンサンブルのためというより、異なったテイストの融合に目的があったんじゃないでしょうか。
スチュアート&ガスキンの未発表や当時のライブが加えられているところがスチュアートの茶目っ気。2022.09.17