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トラフィックのドラマーが、アメリカ南部に渡りマッスルショールズ・スタジオで録音した1stソロ。72年作。ジムはソングライティングとヴォーカルに専念していて、リズム隊は、マッスルショールズの腕利き、ロジャー・ホーキンス(Dr)とデイヴィッド・フッド(B)が担い、マッスルショールズ・ホーンズも参加。さらに、スティーヴ・ウィンウッドやデイヴ・メイスンなどトラフィックの仲間達の他、ポール・コゾフも参加と、ルーツに根ざした英米の名ミュージシャンが一同に集合していています。音も、う〜ん、最高。サザン・ソウル・フレイヴァーたっぷりのしなやかで乾いたグルーヴ、そこに英国的な陰影を描く英ミュージシャン達。ジムが紡ぐメロディと憂いのあるヴォーカルも、SSWとしても一級品といえるほど魅力たっぷり。ドラマーのソロ作品と思って侮ったら損です。英SSW/スワンプのずばり大傑作!ブイブイむせぶホーンセクションを押し分けるようにガツンと炸裂するコゾフのギターが冴え渡りまくるタイトル・トラックなんで悶絶もの!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ドラマーが歌うことについてどう思いますか。イアン・ウォレスやマイケル・ジャイルズのように歌えるドラマーがいい、悪いという話でなくて…。わたしは、レボン・ヘルムのように、叩きながら歌う姿を美しいと思ったことがありません。あれでは永観堂の見返り阿弥陀如来です。顔を真横にひん曲げてマイクに向かう姿を、ラーメンを頭を振って汚くすする男のように、あまりいいもんではないなあ、と思ってしまいます。ジム・カポーディは、歌うことをドラミングと一緒にしたりしません。歌う時はきっちりと歌い、潔く叩きません。正しい姿だと思います。
マッスル・ショールズで大部分録音されたレコードです。それゆえ、スワンプという表現がされます。でも、ショールズのブラス・サウンドがそれほどフィーチュアされている盤でもないです。どうでもいいですが「フィーチュア」って、良い日本語の言い換えがないもんでしょうか。この表現が嫌いなもので…。トラフィックのメンバーが多く参加していて、トラフィックのカポーディ応援録音という趣だと感じます。
「ドント・ビーア・ヒーロー」「オー・ハウ・ウィ・ダンスド」のポール・コゾフはとってもいい雰囲気です。これだけでも所持する価値があります。「ハウ・ウィ・ダンスド」は、ドナウ川のさざ波ではないのでしょうか。近鉄名古屋駅の…あの曲です。2023.12.08