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大物ロック・ミュージシャンが大集結したスーパー・グループ、Blind Faithがたった半年という一瞬の活動期間に放った、大輪の華。Eric Clapton(g、元Yardbirds、Cream)、Ginger Baker(ds、元Cream)、Steve Winwood(vo、key、g、元Spencer Davis Group、Traffic)、Rick Gretch(b、元Family)という錚々たる顔ぶれもさることながら、Claptonの音楽的欲求がコンテンポラリー・ブルースへと向かっていたこの時期に、志を同じくしたTrafficのSteve Winwoodとその追求を目指したことが窺える作品と言えるでしょう。とは言え、互いに激しく火花を散らすような作風には程遠く、肩肘を張らない、ナチュラルなセッション・ユニットと言った風情のアルバム。「盲目的な信頼」と名付けられたこの皮肉めいたスーパー・グループは、69年6月、ロンドンのハイドパークにおよそ10万人!の観客を集め、アルバムはミリオン・セラー。その後の米国ツアーを経て、バンドはあっという間に解散。Eric Claptonはこの流れのまま、Delaney & Bonnieたちとの共作に続いて行きます。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
レコーディングは4. Presence Of The Lord から始まっています。クラプトンが書いたものをウインウッドがアレンジして仕上げた雰囲気の曲で、このセッションまではバンド活動をするかどうか決まっていなかったようです。逆にこの曲を仕上げることができたことからトリオで活動しようということになったわけです。セッションはひとりひとりの演奏をオーバーダブするのではなく、一発勝負のセッションを何十回も重ねて良いテイクが生まれたら残す、という手法でした。この曲においては77回のセッションが存在するとのことです。
次に録られたのが3. Well All Right で、バディ・ホリー58年のアコースティック曲を練習台にしたのだと思います。曲のテーマもウインウッド、クラプトンにはマッチしたでしょう。米国南部の香りがするアレンジ、演奏になっています。ここまではリック・グレッチが参加していません。ベースとウインウッドのダブル・リードボーカルが聞こえますので、この部分だけはオーバーダブでしょう。クラプトンのギターはレスリー・スピーカーを通しています。
さて次からがグレッチを入れた4人編成になります。またここからの作曲はほとんどウインウッドが手掛けています。1. Had To Cry Today は、最もオーソドックスなブルーズ・フィーリングを漂わせる曲。クラプトンの肩の力が抜けたギターが新境地を感じさせます。ウインウッドもギターを弾いていて途中までリフを弾き、後半からダブル・リードになります。
2. Can\\\\\\''t Find My Way Homeは、ずばり名作です。トラフィックの未発表曲といっていい倦怠感を持っていて、ボーカルもいいし、アコースティック・ギターの爪弾きは絶品。ベイカーのドラミングも叩き過ぎず、よい雰囲気を持っています。本当にウインウッドはこうした曲をやりたかったのでしょうね。
5. Sea Of Joyは、4人編成になったセッションの最初に録られていて、バイオリンをグレッチが演奏しています。ギターといい、バイオリンといい、きっちりとしたアレンジで、ウインウッドのソロにメンバーが協力したと考えてよいのでしょう。6. Do What You Like が唯一のベイカー作曲。ただし出だしの部分だけを作っているのが真相でしょう。あとはフリー・セッションです。アフリカやカリブ海のリズムをベイカーはやりたかったのでしょうね。途中のコーラスは聞きようによってはケチャにも聞こえますし。
レビュアー:2さん レビューをすべて見る
全曲かっこいいです。言うまでもないですね。ピーター・バラカンがこのアルバムの内容は好きだけれどジャケットが嫌いだと言っていました。女の子が裸だからでしょうか。なんにせよあんまりいい絵じゃないですね。何故これにしたんだろう。