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イタリア出身デュオ、11年作。スペーシー且つジャジーなプログレッシヴ・ロックを全編で展開。機械音を思わせるヘヴィなフレーズから、アヴァンギャルドなフレーズまで、ダイナミックに弾き分けるギター、スケール大きく浮遊感あるシンセサイザー、奔放に唸るベース、心臓の鼓動のようなドラム、不穏な響きで焦燥感を掻き立てる様々な金属音のSE。80年代クリムゾンやFRIPP & ENO、HELDONを彷彿とさせるメカニカルなヘヴィネスと深く沈んだ闇が同居したアンサンブルは、強烈なインパクト。スペーシーなシンセサイザー・パートから、ゴリゴリのヘヴィ・ギター・パートへの鮮やかなシフト・チェンジなど、楽曲展開も良く練られています。メディテーション要素も感じさせるエコーを掛けたソフトなヴォーカルも印象的。サイケデリック、ミニマル・ミュージック、ヘヴィ・ロックが一体となったオリジナリティ溢れるプログレッシヴ・ロックの力作。
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レビュアー:kumaさん レビューをすべて見る
アシッドハウス・アンビエントハウスが登場した80
年代後半からのクラブサウンドへのシフトは現在のj-popにまで影を落としているが、ひたすら「気持ちいい」音の核を抽出して、アヴァンギャルドな受肉をしている。ヴォーカルパートはヘンリーカウやディスヒートを想起させ、クリムゾン的要素〜完全なフリージャズまで展開は多様だがボディーミュージックのような快感ビートに乗り展開されるため退屈感は皆無。ひさびさにかっこよく・気持ちのよい音楽を聞いた。アグレッシヴなものに退屈されている方は聞いていただきたい。突破口である。