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イタリアを代表するジャズ・ロック・バンド、PICCHIO DAL POZZOが76年に発表した1stアルバム。一音一音が必然的にならされているかのような緻密なアンサンブルにより鳴らされる理知的なサウンドは、イタリアのHATFIELD AND THE NORTHといった印象。イタリアらしい情熱的な部分はほとんど無く、ひたすらクールに音が紡がれています。カンタベリー好きは必聴。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
キング・レコードのユーロ・ロック・シリーズでわが国に紹介された一枚。シンフォニック系ともジャズ・フュージョン系とも分類できない独自の音楽性を誇っていて、日本盤発売当時にかなり入れ込みました。アコースティック楽器(サックス、フルート、リコーダー、ピアノ、ビブラフォン)と電子鍵盤、牧歌的なコーラスと刺激的なノイズ、ユーモアと敬虔さ。並び立たないような様々な要素を詰め込んであるわりに、全体を通して聴くことができます。その編集能力が見事。ソフト・マシーンに影響を受けた音ということが推察できます。
感情を揺さぶる音楽ではなく、ユーザーの知的好奇心に訴えかける盤です。ところどころでウィンダムヒルのような寂寞感がありますので秋の訪れには最適かもしれません。