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アメリカを代表するフォーク・ロック・グループ。バーズ版『ラバーソウル』『リボルバー』とでも言えそうな67年の4thアルバム。デイヴィッド・クロスビー、クリス・ヒルマンのソングライティングの才能が花開き、ロジャー・マッギンとの3人で勢いに溢れた名曲を連発。オープニングを飾る代表曲「So You Want To Be A Rock N Roll Star」から次々と魅力的なメロディが続きます。バーズの最高傑作と評すファンも多い名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ビートルズの悪意ってあると思っていまして、必ずふざけるところなんです。真面目にやらない。これはトッド・ラングレンとかアンディ・パートリッジとかビートルズ研究家が必ずやることでもあります。悪意という言葉が過ぎれば「良識」と言い換えてもいいです。ミュージシャン自身がスター・システムを裏切るパフォーマンスをする、という意味からですが。さて、このアルバムの1.So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star がまさにそれで、ロックスターになりたければ誰でもなれる、と歌ってみせるわけです。
このアルバム、バーズの美しさ、楽しさ、茶化し精神が発揮された素晴らしいパフォーマンスです。息つく間もなく次々と名曲が続きます。2.Have You Seen Her Face も素晴らしいし、ディラン改作の9.My Back Pages もいい。加えてデイビッド・クロスビーの4.Renaissance Fair、6.Everybody's Been Burned がイリュージョンのように美しいです。バーズの中に感じる退廃、滅びの美学は彼のものだったんですね。バーズはたくさんの要素を提示したグループでしたが、のちの西海岸シーンのつるんとした音楽に比べると深み、痛みが全然違います。
クロスビーの8.Mind Gardens を聴いていると魂が飛びます。