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MUSEO ROSENBACHやSEMIRAMISと並んでイタリアのへヴィー・シンフォニックロックを代表するグループの74年デビュー作。その内容は、ハード・ロック・サウンドを基本にファズ・ギターとダブル・キーボード編成の音の厚みで盛り上げる作風であり、とにかく緩急をつけたダイナミズムとドラマ性はイタリアン・へヴィー・シンフォニックロック界随一。ブリティッシュ・テイストを志向しているような音楽性を聴かせますが、牧歌性を持った楽曲やメロディーメイクの手法、激しく舞うフルートなどはやはりイタリアン・ロック然とした魅力を放ちます。触れ幅に恵まれたへヴィー・ロックの傑作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ずっとカケレコさんで品切れ状態が続いてるところを見ると、この音源もデジタルでしか入手できなくなったのでしょうか。わたしはシンフォニック・ロックというより、装飾の強いハードロックとしてこの盤を愛しています。なんせ、牧歌的なイントロから、ファズギターの強烈なリフに一瞬で持っていかれる加速度が素晴らしいです。レッコという都市をベースに結成されたようです。フルートのメンバーがいて、二人も鍵盤奏者がいるところを見ると彼らがハードロック・オンリーでないことは明白なのですが…。
2曲めの「コンフェッショーネ」を聴けばわかるとおり、ギターが暴れるくだりが手を替え品を替え表れて途中で息抜きを許してくれません。聴いていると、自分が息を止めていることに気づいて、途中ではあはあしてきます。スイスのトードに似た感じかもしれません。
ヘビーギターと、うなりを上げるシンセサイザー。劇的なボーカル。ボストンでもフォリナーでも達成できなかったドラマチックなハードロックがここにあります。さあ、こぶしを握りましょう。さあ、泣きましょう。