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71年Neonレーベルに残した彼ら唯一のアルバム。ハモンド・オルガンの重厚な響きと英国らしい叙情的なギターが素晴らしいブリティッシュ・ロックの名盤。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
思い出してしまうのが「荒野の用心棒」みたいなマカロニ・ウエスタン。エンニオ・モリコーネみたいな、印象に残るメロディと荒涼とした背景をイメージさせる渋い味わいです。わたしは、どうもこのテの映画を子ども時代によほど見ていたらしく、意味なく懐かしくなるのでした。ずっとハモンドオルガンがバックグラウンドで鳴っていて、歌いあげるボーカルや時々エキサイトするリズム・セクションを盛り上げます。
5曲めの「ブラック・サンシャイン」が、カバーアートを表現している曲だと思うんです。前期クリムゾンのような重いリフの上を、ドラムロールが転げまわり、転調とブレイクを繰り返す劇的な曲です。実際「クリムゾン・キング」の中間部に似ていて不思議です。
リーダーはハモンド兼ボーカルのボブ・ジャクスン。次の曲「フロム・ザ・フィルム・オブ・ザ・セイム・ネーム」では、打って変わって渋くてジャズ・フィーリングのあるソロを聴かせます。この曲がアルバム中ベストではないでしょうか。ロー・マテリアルとかアフィニティのユーザーのかたなら、同じ空気を共有するこの作を愛したやまないはずです。