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これが本来のオルタナティブ（2 拍手）

レビュアー：たすけさん レビューをすべて見る

日本盤がリリースされた時、なぜかジャケットの写真が左90度回転で印刷されていて、えらく怖かったです。縦向きに治しても「貞子」みたいで十分怖いんですけど。実際にこれがスタジオで録音されていた時、何度か幽霊が現われたそうで、オカルトと呪術というテーマが顕わになっています。ただし、これがポップ音楽か、と問われたら、議論のあるところではないでしょうか。現在に至るまでラジオでかかったところを聴いたことがありません。唯一発表時にサウンド・ストリートでかかった例外を除いては。

メロディらしいメロディは出てきません。その代わりドラムズには相当の神経を使って生々しい音を記録しようとしています。ジョン・ライドンは、アリス・クーパーをアイドルとしていた人で、ピストルズ結成は、何かの間違いだったみたいです。ニール・ヤングに批判された「ロックは死んだ」発言の責任の取り方がこの音楽です。ヤングはそんなに簡単に死なすな、と。ライドンは適当にやっていたパンクを捨て、ビートの再構成という困難な道に入ってしまいました。カッコいい、という形容も可能です。2024.09.24

ナイスレビューですね！

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