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490円 (税込539円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
ケースツメ跡あり、書き込みあり
アメリカを代表するフォーク・ロック・グループ。バーズ版『Sgt.Peppers』とでも言えそうな68年の傑作5thアルバム。プロデュースはゲイリー・アッシャー。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ビートルズが玉ねぎの皮を剥くように音楽を変化させていったことと比べて、バーズはあえて「ラバー・ソウル」のあたりで音楽の進化を止めたようなところがあると思っています。その代わりに彼らが選んだのが音楽の「熟成」で、ちょっと聞こえはフォーク、よく聞くと実験音楽という構造になっているのでした。このアルバムは1.Artificial Energy こそ華々しいブラスのオープニングながら、途中まで穏やかなフォーク・ロックが続きます。
7.Change Is Now あたりから様相が変わってきます。呪術的なベース、のたうちようなファズ・ギター、弦楽、突然の変拍子、まるでジミ・ヘンドリックスのように。予定調和が崩され、それでも短い曲が畳みかけてくる様相は「アビー・ロード」B面のようでもあります。音楽を内省的にする達人(仙人)、デイビッド・クロズビーが、もうマッギンやクラークについていけなくなった雰囲気が何となく分かるんです。
「悪名高いバーズ」というタイトルにも悪意を感じます。要するにクロズビーは、兄弟ではなかった、と。カバーの写真が撮影されてから、クロズビーの写真を馬と入れ替えてしまった、という話も良く知られています。ロジャー・マッギンは、表向き以上に心の闇を秘めた人だったんじゃないでしょうか。