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LA出身で、学生時代に東海岸へ渡り、ボストンで活動した女性SSWであり、男勝りのスライド・ギターの名手。エイモス・ギャレット、エリック・カズ、ジョン・ホール、ポール・バターフィールドなど、ウッドストックの腕利きたちをバックに録音された72年作の2nd。1曲目から軽快でグルーヴィーな名曲!雄弁なスライド・ギターで幕を開けると、リズム隊とピアノが軽快にロールをはじめ、ボニーもノリノリにシャウト!ギターの名手、エイモス・ギャレットがここではトロンボーンでサポート。ワクワク感いっぱいのご機嫌なルーツ・ロックが堪能できます。うっとりするほどにしっとりと美しい歌声のフォーキーな楽曲も絶品。米SSWとしても、ウッドストック系としても屈指の傑作!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
見つけた逸材をなんとか世に出そうと、スタジオ・ミュージシャンたちが頑張り、またボニー・レイットもそれに応えようと頑張る。そんな構図の2作め、72年。聴けばわかるとおり、レイットは「ウッドストック」に間に合わなかったのですね。まだ若すぎて。しかしウッドストックは彼女を待っていた。西海岸とウッドストックを行き来していたのはバン・モリスンも同じころです。ザ・バンドもウッドストック後にこの地を再度訪れて制作する、ということをやっています。ウッドストックのイベントが何なのか、というと、若者中心の時代という幻想が膨れ上がり、ピークを越え、しぼむということだったのではないかと思います。平和、反戦、ドラッグ、アートというカルチャーの終焉です。
ところがこのレコードは、見事な登り坂なのです。それがリスナーを勇気づけ、励まし、感動させます。レイットの歌声は枯れたところなんてなくて、透き通って美しい。スライド演奏は活きがいい。ブルーズ曲も当然ありまして、それが乾いていなくてしっとりしています。曲では「ナシング・シームズ・トゥ・マター」や「ラブ・ハズ・ノー・プライド」(エリック・カズ、リビー・タイタス曲)というバラードが素晴らしいです。2023.01.09